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Serial No.

6885024

ブラック 購入 1970年代前半

 その昔、ニコンFは一般人にはとても手に入れにくいカメラだったらしい。他のカメラの倍以上もする価格もさることながら、流通数自体も少なかったのか、注文してから手元に来るまで1年以上かかることもあるという感じだったようだ。そんなわけでわが家にFが来たのはF2よりあとである。

 機能の劣るカメラをわざわざあとから手に入れるあたり、オヤジの世代にとってFはすっかり神格化された存在らしい。ペンタプリズム部分や軍艦部(変な呼び方)の造形なんか直線がぴしっとしていいがF2になると曲線が入っていて今ひとつ気に入らないようだ。
 しかし現時点からの評価しかできないワタシとしてはFの神格化というのはぜんぜんピンと来ない。開発時期の違いからくる機能の差はともかくとして、操作性あるいは機能が現れた形としての「デザイン」という部分でF2のほうがはるかに上に思えるからだ。

 ニコンのカメラ作りは、以前の機種をなるだけ引き継いでネガティブな部分を潰していくようなやり方が目立つように思うが、Fの場合もレンジファインダーのSシリーズからキャリーオーバーした部分が多くて、シャッターボタンの位置や裏ぶたの着脱方法などは改善しようという意思が感じられない。一方ではシャッター幕にチタンを導入するほど頑張っておきながら、次の世代をリードするカメラにふさわしい操作系をなぜFの段階で追求しなかったのか、現在の視点からは不思議でしょうがない。
 日本の工業界もまだそれほど体力がなく、そこへ新開発のシステムカメラを投入するということでリスクを避けたのだろうが、それでも一眼レフではかなり後発ではなかったか?

 結局操作性はF2で大きく改善されるわけだが、それはFから改良されたのではなく、本来そうあるべき姿にようやくたどりついただけでなのではと思える。よってワタシにとってFとは「歴史的な評価はともかく、写真機としては特に興味の湧かない存在」である。


Serial No. 7336189
シルバー 購入 1970年代前半

 


Serial No. 7516757
ブラック 購入 1970年代中頃

 いわずとしれたFシリーズの2代め。オヤジがミノルタからニコンに乗り換えたときに買った、つまりわが家で初めてのニコンがF2だった。正確にいえば露出計つきのF2 Photomicで、このアイレベルファインダー付きボディは、F2 Photomicのあとに追加購入したもの。

 そもそもシステムを乗り換えるきっかけになったのは、 ミノルタユーザー時代に大分合同新聞社の部長さんといっしょに仕事をする機会があり、同じ場所で撮ったプリントを見比べた結果らしい。
 部長さんがニコンで撮った画と比べると「とにかく写りがぜんぜん違った」というのだが、その一方で「ミノルタもいいレンズを出していた」とかいったりするので、昔話を聴かされているほうとしてはなにがどう違ったのかさっぱりわからない。たぶん被写体や撮影意図とレンズの描写傾向とのマッチングが良かったとかということなのだろう。
  とにかくそれ以来ニコンユーザーとなり、一時はFとF2がそれぞれ3台ずつあった。最初に購入したF2 PhotomicとFのうち一台はそれぞれ別の親戚に譲られており、Fのほうは残念ながら修理不能になったらしい。

 Fに比べるとシャッターの最高速が1/2000secなので明るいレンズも使いやすいし、電気に頼らない完全メカニカル機なので調整さえ受けられればずっと使い続けられる。F一桁シリーズならではの作りの良さも相まって、これからクラッシックな一眼レフカメラを買おうという人にとってはアイレベルファインダーのF2が最高だと思える。
 この個体は2002年1月にモルト交換。F3用のフォーカシングスクリーンを前後逆にして入れてある。


Serial No. 7645544
シルバー 購入 1970年代前半
 Fシリーズの交換式ファインダーという特徴を利用して、TTL式露出計内蔵ファインダーを組み合わせたモデル。つまり、F2もPhotomicも本体部分は同じ。したがって、F2が重いのならフォトミックファインダー付きのこちらはさらに重い。
 フォトミックファインダーにも数種類あるが、AタイプはAiニッコールレンズ対応で、それまでレンズ装着時に必要だった俗称「ニコンのがちゃがちゃ」と呼ばれる操作が不要になっている。
 以前はAのつかない初期型のF2 Photomicもあって、これにはレンズの開放絞り値を示す小窓がペンタ部の前面脇についていた。もちろん「ニコンのがちゃがちゃ」もやったことがある。フォトミックSおよびASについては覚えがないので買わなかったのだろう(子供心にもSやASは不格好という意識があった)。
 数年前にモルトの貼り替えを頼んだとき、露出計はいまのところ正常だがすでに修理がきかないといわれた。そうなったら予備のアイレベルファインダーに載せかえて余生を過ごすことになるだろう。

Serial No. 1993778
ブラック 購入 2000年8月

 わが家のカメラのほとんどはオヤジが購入したものだが、このF3HPは別。ワタシが生まれて初めて自分の金で買った(そしていまのところ最後の)一眼レフカメラである。その顛末はスターシューター・プロジェクトに詳しい。
 自動露出カメラとして見ると実に腹立たしくなるほど使い勝手が悪い。が、マニュアル露出で使うものと割り切れば、その他はすばらしい。

 「AF機育ちにもわかるNikon F3講座」にて使いこなしのヒントを紹介予定(2002年5月公開予定)。


Serial No. 3184478
ブラック 購入 1978年頃
 通称「シンプル・ニコン」。その昔、大きく重かったニコマートELの代わりとしてやってきて以来、20有余年。東京に出たときオヤジが貸し与えてくれたためいちばん付き合いが古いカメラ。アスキー在籍時代には雑誌の取材などでも活躍してくれた。
 眼鏡をかけているためファインダー内のメーターがやや読みにくいことと、最近は明るいレンズを使いたいのでシャッター速度に不満が出てきた。またカメラまかせのAEで撮っているぶんにはいいが、露出補正ダイヤルは使いにくい。露出補正のしにくさはF3や最新のFM3Aにも通じるニコンの伝統(ましなのはF100ぐらいか?)。
 これまで経験したトラブルはフィルム巻き上げがいちどあったのみ。このときはすぐにサービスセンターで見てもらったが、機械的な故障や劣化ではないと診断された。20年近く使ってきてフィルムの装填ミスなどいちどもしたことがなかったので自分でもなにがどうなったのか不思議(おかげで同窓会の写真が台なしになってしまったのだが、写りたくないヤツの怨念でも取りついたのか?)。結局そのまま使っている。 あとは、モータードライブユニットMD-12が動かなくなって調整に出したことがいちどだけある。
 しばらく使っていない時期もあったが、呼び出せばいつもちゃんと動いてくれる信頼性の高いカメラ(おかげでワタシは「カメラが壊れるモノ」という意識が希薄だ)。電池はいつ入れたか忘れるくらいもつ。残念ながら同期のスピードライトだけは先に逝ってしまった・・・。
 自分としてはクラカメ礼賛派というほどではないが、エッジが擦れて地金が現れはじめたボディは確かにそれなりの風格があり、愛着も湧く。

Serial No. 9022421
チタンカラー 購入 2000年7月
 コシナ製フォクトレンダーの一眼レフ用レンズ第一弾として発売された、カラー・ヘリアー75mm F2.5SLといっしょに購入。このレンズとボディの組み合わせはデザイン的になかなかよく似合うと思う。新しいニッコールのパンケーキレンズ Ai Nikkor 45mm F2.8Pのクロームシルバーともマッチングがいいい。
 ボディの使い勝手などはFEとほとんど同じだが、ファインダー内のシャッタースピード表示が追針式ではないため個人的にはほとんど興味のないカメラ。FM3Aが出るとわかっていたらたぶん買わないように薦めていたと思う。チタンボディだが個人的には妙に安っぽく感じる。同じチタンでも外装の感じはCONTAX S2bのほうが好き。だが巻き上げたとたんこちらの勝ちとなる。
 現在はFM3A用の方眼マットスクリーンを入れてある。だいぶ視力が落ちてきたオヤジではあるが、おかげでかなり見やすくなったようだ。

Serial No. 1142613
シルバー 購入 1975年頃

 ミノルタ一眼レフの第二世代にあたるXシリーズの1台でライカR3のベースとなった。大きく重くいがシャッターの感触はまろやか。高校時代には文化祭などのイベントがあるとオヤジからコレを借りて使っていた。

 わが家の一眼レフはミノルタに始まる。最初はSR-1でその後SR-1sがあった。そんなわけでワタシも小学生の頃はSR-1とプリセット絞りのレンズを借りて撮っていた(主に失敗写真を、だが)。その後システムをニコンに乗り換えるにあたってミノルタはいったん手放し、このXEはその後あらためて購入したもの。
 ミラーに曇りと汚れがあるほか、バルブ以外のシャッターが正常に動作しなくなってしまった。おそらく電気系の劣化と思われるのでもう復活はむりだろう。お疲れさま。

 
Serial No. 9698059
ブラック 購入 1980年頃
 オリンパスOM-1への対抗として登場したペンタックスの小型軽量一眼レフMシリーズの1台。機械式シャッター+マニュアル露出のMXに対して、MEは電子制御シャッターで絞り優先オートのみという割り切った作りとなっている。
 コダック・ベストポケットのレンズ(ベス単)を一眼レフ用にした改造レンズ用のボディとしてやってきた。このためもあって、わが家にはペンタックス純正のKマウントレンズはSMC PENTAX M40mm F2.8一本しかない(2002年1月現在)。
 コンパクトでいじるところもほとんどないため、M40mm F2.8とのコンビネーションは究極の散歩カメラとなる。あまりにコンパクトで小柄なオヤジの手にすら小さすぎるため、カメラケースのボトムカバーをグリップ代わりに使っている。
 ペンタックスはME以前にいちどKXを購入したことがあるが、ボディの作りなどが気に入らずすぐに売ってしまったようだ。

Serial No. 025769
チタンブラック 購入 1998年8月

 はるか昔にツァイス製テッサーで撮られた写真に感銘を受けたというオヤジが、ヤシカコンタックス用テッサー45mmを使うためのボディとして購入。ボディは比較的コンパクトでホールディングもよく掌でころがしている分には実に気分がよろしい。だがいったんフィルムを巻き上げてシャッターを切ると、その感触やミラーショックにちょっとがっかりする。もっと安ければ割り切れるのだが。
 露出計内蔵だがメカニカルシャッター。ということはAEではなくマニュアル露出となる。そのせいか他のコンタックス一眼レフとは違ってシャッタースピードダイヤルが右手側にある。
 いちばん嫌なのは、ファインダー内のLED式シャッタースピード表示。レンズでセットした絞り値に合わせて適正なシャッタースピードの部分が点滅するのだが、シャッター速度がぴったりでなかった場合にもアンダーやオーバーに振れた側の数値が点滅する。しかもLEDが一色なので、結果なにがどうなっているか頭の中で整理するのに時間がかかる。ファインダー覗いたままですべてを把握したい人には最悪。兄弟機のS2はスポット測光なのでもっと使いにくいかも。
 慣れれば使いやすいかもしれんが、そこまでの道は決して平坦ではない、要修行カメラ。「35mm版でツァイスレンズが使いたいが電気カメラはぜったいダメ」というのでなければAriaのほうがずーっとよさそうな気がする。
 ところでアサヒカメラ2002年2月号によるとコンタックス機の修理ができるところは少ないらしいので、フルメカニカル機だからといって安心はできない。というわけで本機のメリットはいずこに?


Serial No. 1010178
ブラック 購入 2001年10月29日(^_^;)
 コシナによる新生フォクトレンダーブランドの一台。2重像合致式の距離計をボディに内蔵し、ファインダーはレンズに応じて交換するという変わったカメラ。レンジファインダー式とはいえないので、どういうジャンルに入れたらいいのか困る。
 わが家のものはヘリアー誕生101周年記念モデルの1台。セットになっている沈胴式ヘリアー50mm F3.5は35mmカメラ用の標準系レンズとしては初の純ヘリアー型らしい。大昔の「テッサーかヘリアーか」論争がいまだに頭から抜けないオヤジが、本家テッサーおよびニコンの最新設計テッサー型レンズAi Nikkor 45mm F2.8Pと比べたくて、矢も楯もたまらず購入。
  このレンズ、絞りリングを回すとフォーカスリングも動きやすいという悪癖もある(使い込んでなじんでくると改善されるようだ)ため、BESSA-Tで使う場合、露出を決め、ピントを合わせ、構図を決定するという作業をそれぞれ段階を追って行う必要があり、使い勝手はすこぶる悪い。一眼レフカメラのような速射性は皆無で、とにかくカメラをいじくり回していたいひと向け。
 限定モデルとはいえ、ボディにレンズ構成図がエングレーヴされているあたり、ちょっとやりすぎの感もあり。
 外装や塗装の質感はよいが、購入早々にフィルムカウンターのトラブル(カウントしない&裏蓋を開けてもリセットしない)で入院を経験した。

Serial No. 004804
ブラック 購入 1994年頃
 軽量・コンパクトかつチープなプラスチックボディに、カール・ツァイスのTessar 35mm F3.5というレンズを搭載した隠れた名品。たぶんコンタックスTシリーズのスリム版といったネーミングだと思う。電源スイッチと連動するレンズバリアと相まって、携帯性は抜群によい。
 このカメラは散歩カメラが欲しくて探しているとき雑誌に採り上げられているのを見て、初めて存在を知った。さっそくカメラ店に行ったが在庫がなかったので取り寄せてもらった。つまり現役当時ですらそれくらい認知度の低いカメラだったわけだ。導入されたばかりの消費税込みで2万5000円ぐらいだった記憶がある。「この値段でT*とついたレンズが買えるなんて」と感激した。
 1〜1/700secとコンパクトカメラにしては高速側に強い。AFの制御ステップがやたら細かいという記述をどこかで読んだ覚えがあるのだが、取り扱い説明書を見直しても見つからなかった。写りはよいと思うが他のコンパクトカメラを使ったことがないので、比較は不能。周辺光量落ちが大きいので、うまく使えばけっこうドラマティックな画が撮れる。
  というわけであがりを見るぶんにはいいのだが、実際に使うとシャッターのタイムラグが大きいとかポジフィルム使いたいので露出補正ができたらなあとか、いろいろ余計な欲求を呼び起こしてしまう。生活防水を施して若干大型化したT-Proofという後継モデルがあったが、すでにこれも製造中止となった。
 この個体はバッテリー室のヒンジ部分のプラ部材が一部欠落している。

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