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理想のデジカメのための覚え書き

 

 35mmレンズ交換式一眼レフをベースにしたデジタルカメラが続々登場しているが、どうせ「手持ちのレンズはデジタルと相性が悪い」とかいってどんどん新製品に買い替える金満カメラマニアが出てくるはず。だったら、最初からデジタルに最適化した新システムでもいいのではないか?という思いつきのためのメモ

A)クイックリターンミラーからの脱却

 フィルム一眼レフにつきもののクイックリターンミラーは以下のような弊害をもたらす。

  1. 手振れの原因となる
  2. 高速化に不可欠なダンパー機構は一方でカメラの複雑化・高価格化を招く
  3. ミラーのスイングするスペースを確保するためバックフォーカスが長くなる

 これらの弊害はデジタルカメラにEVF(ElectronicViewFinder)を導入することで解消できる。

 またバックフォーカスを短くできることでレンズ設計の自由度が増す。薄くなったボディを利用して、機械制御←→電子制御のインターフェイスを持つマウントアダプタを開発すれば、古今のあらゆるレンズが自由に使えるカメラができるかもしれない。
 ついでにいうと望遠レンズでのミラー切れもなくなる。

B)固定フォーマットからの脱却

 デジタルカメラのイメージセンサーはもともと正方形だと思うので、レンズマウント部で充分なイメージサークルを確保すれば、あとはマスキングまたはトリミングにより自由なフォーマットで撮影できるかもしれない。

  1. 2:3フォーマット(35mm判横位置)
  2. 3:4フォーマット(6×45判横位置)
  3. 1:1フォーマット(6×6判正方画面)
  4. 4:3フォーマット(6×45判縦位置)
  5. 3:2フォーマット(35mm判縦位置)

 これらを切り替え可能とすることで、カメラを縦位置に構える必要がなくなる。
  →ホールディングと操作性の向上、カメラ内蔵フラッシュの有効性が増す

 一眼レフの場合これらすべてを表示するにはペンタプリズムの大型化が避けられないが、EVFを使うことでカバーする。

 またカメラの性格によっては、あえて固定フォーマットにする代りに、ボディ・レンズを小型化するアプローチもとりうる。

C)液晶モニタについて

 キヤノン、ニコンなどの一部機種についているフリーアングル液晶モニタは撮影ポジションの自由度が高く便利だが、ウェストレベルファインダーとして使いたいときは、いったん左へ引き出してから上へ向ける必要があるのでじゃまくさい。

 そこでモニタ画面の左辺についている回転軸を上辺に移せば、モニタを上に跳ね上げるだけでウェストレベルになる。跳ね上げ角は90度以上とれるようにするとローアングルでの撮影も楽になる。

 <背面からみたところ>


       がモニタ取りつけ軸
  ┃□┃
  ┗━┛  

 縦棒の上端がカメラのシャシーフレームに取りつけられていてその部分を軸に回転する。この軸は上へ135度ぐらいまで跳ね上げられるようにする。

 <横から見たところ>

  ┃  <モニタ画面を跳ね上げた状態
  ┃

  ↑カメラの背面

 カメラをローアングルにしても、モニタは水平近くに保つことができるし、上の図の状態でモニタを裏返せば、カメラを頭上に構えて撮影することもできる。そのまま折り畳めば液晶面が隠れる。


  もちろんこれまでどおり真横からも見られる。

  ┣

 いまあるフリーアングルモニタの取りつけ場所を移すだけなので簡単に実現できるだろう。

 ただし、最後の図のように横から見る場合、光学ファインダー(あるいはEVF)部が飛び出していると干渉してしまう問題点がある。図で水平になっている軸を伸ばせば解決するが、カメラの高さ方向にゆとりがないと成立しにくいレイアウトではある。

D)EVFについて

 ところで、明るさを保ったまま被写界深度のプレビューというのをEVFで実現できないだろうか?

2002.10.22メモ
10.23一部加筆修正

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