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第二夜 2000年夏の星を追

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 フリーライターという仕事は比較的時間の自由は効くものの、星を見るにはあまり向いていないかもしれない。夜にならないと仕事の調子が出てこないという典型的な夜型人間だから、星がきれいな時間にはパソコンに向かっていることが多いのだ。
 おまけに仕事や趣味の情報をインターネットで探したりすると、いきおい電話代の安い夜中に接続することになるので(田舎に住んでいると常時接続などというのはまだまだ現実感がないのだ)「星を見るのに役立つ情報を探すために、星が出ている時間には表に出ない」などというほとんど本末転倒ともいえる事態に陥ってしまう。また、今年(2000年)は中学の同窓会や初めての車検などいくつかイベントがあったので、時間的にも資金的にもちょっとゆとりがなかったということもある。

 そんな中でも7月の皆既月食とリニア彗星には予定を割いていたのだが、結局月食は曇り空にはばまれて見られず、彗星に至ってはようやく見られそうだなという時期に爆発四散してしまった。
  そこでターゲットをペルセウス座流星群に合せることにしたが、今年はバーベキューやっているゆとりがないし、連れも見つからない。そこでひとりで手軽に楽しめるものを探して、写真を撮ろうということに決めた(実は月食の写真を撮るはずだったのだが)。

 まず練習として近所でさそり座(中の星のひとつが増光して話題になった)をはじめ、いろいろな方角を撮影して露光時間と写りぐあいの感触をつかむことにしたのだが、カラーネガの上がりをみてもさっぱりわからん。  どうせ長時間露光するのだからフィルム感度はあまり高くなくてもいいかと割り切り、父親から借りたニコンF2に、新しくなったフジのPROVIA400Fを詰めて適当に撮ったのだが、その中にひとつだけだが偶然にもばっちり流星を捉えることができた。
  5時間ほどで9カットしか撮っていないし、本を参考に適当にとっているだけなので、あがってきたスリーブの中に流星を見つけたときはちょっと感動したモンである。  だが、このまぐれ当たりが撮影機材を充実させたくなるという結果を招いてしまうのだった。

2000.11.15