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私のホームページを見ていただければ分かる様に 私はシマリスが好きです。 実際飼っていたりもしました。シマリスの名前はコタロウ。 私がほぼ八年の間一緒に過ごした、そのコタロウを 天国に送ってから10ヶ月ほどすぎました。 今年の春の仔リスを飼おうかどうしようか迷っていたのですが、 どうしても「この子 ! 」・・・という出会いがなく、 自分自身の住んでいる部屋の(狭い)事や、年内引っ越すかも知れない事、 ダンナさんの「リス(動物)は飼いたくない」という意思表示もあり 今はまだもう少し待とうと思いました。 実際の所自分のリスに対する気持ちも、コタロウを失った時の 悲しみと動揺でぼんやりとした物になりつつありました。 あんなに強かった、リス好きだという気持ちを 忘れようとしていたのかもしれません。 でも、ひょんな事からまたリスと一緒に過ごす事ができました。 ほんの4〜5日間の事なんですけどね・・・。 知り合いのHさんから 「 旅行中リスを預かってもらいたいのだけど、良いでしょうか?」 と、連絡があったんです。私は喜んで承諾しました。 Hさん宅で飼われているシマリスはメスのシマリス モモちゃんを 亡くしてから、オスのユウユウ君一匹。 実際に見た事なかったけど、あまり人に 慣れないと聞いていたので 預かる当日私もそのつもりでいました。 受け渡しの日はバタバタしていて、Hさんも赤ちゃんとダンナさん連れ だったので、ウチにあがる事なく玄関先でのやり取りのみでした。 その日は、陽も暮れた頃にウチに来たユウユウ君。 カゴにカバーをかけたまま 様子を見るため明かりを消した部屋の隅に そっと置かれました。 カゴのカバーはキルティング素材で手作りの物でした。 縁取りにはアクセントとほつれ止めの色の濃いバイアステープが 縫いつけられていました。 Hさんがユウユウ君をか わいがっている様子がうかがえました。 心のこもった手作りカバーには正面上の中心にポッコリとまあるい穴が・・・ ユウユウ君、がんばって自力で天窓作っちゃったのね。(笑) そっとその場を離れ、しばらく隣のキッチンでノートパソコンを カタカタ動かしていると、小さくかすかに「カタンッ」と音がしました。 ドキッとしました。もう何ヶ月も耳にしていなかったけど、懐かしい音。 リスが巣箱から出てカゴの底アミに着地する音・・・。 コタロウよりも小さな音だったけど、聞いた瞬間に 「うっわぁぁぁあ〜っ。」ってこみ上げて来た懐かしい暖かい気持ち。 私の生活に足りなかった物・・・・。 気が付かなかったけど、そんな些細な事から何か実感できました。 私はリスのいない生活が寂しかったんですね。 なんでこんな簡単なことに、自分はきちんと(自分のために) 気付いてあげられなかったのでしょうか? 不思議です。 私の気持ちに空いていた穴。 ぽっかりと欠落した物は時間で曖昧にボカされて埋まって行くのだと 思っていたけれど、こんな風にしても、少しずつ埋まるのですね。 いろんな事に気付いて行く毎に少しずつ。 「あっ、そっか、そういう事だったのか・・・。」って自分で納得して行く毎に。 私はユウユウ君を驚かせない様に、そっとカゴに近づき 小さな声で名前を呼びました。 そして部屋の明かりはつけないまま、慎重にカバーの切れ目(スリット部分) を広げて中を覗きました。 すぐに目に飛び込んで来たのは、小さな黒い球体に映った光の反射。 かわいい・・・かわいい〜! ! ! 黒くてまあるい目がこちらを見ていました。 驚いちゃうかな?ってちょっと心配しつつカゴの鉄柵の一センチほどの隙間から 人差し指を出して「こんにちは〜。」って声をかけてみました。 薄暗いから飼い主と間違えたのでしょうか?興味を持ってくれたみたいで 恐る恐る近づいて私の指に鼻をくっつけて臭いを嗅いでいる様でした。 リスの鼻。リスの鼻! ! かわいい〜かわいいよぉお〜♪ 動物を飼った事のある人なら分かると思いますが、 ホントにその動物が好きになると、各パーツ愛らしくて それに触れただけで幸せになってしまいます。 私はコタロウの鼻先が大好きで、よく指でつまんでは嫌がられていました。(笑) 今までは、コタロウの事を思い出す時はいつも涙ばかりでした。 楽しい思い出だってたくさんあるのに、死んでしまったあの時の姿が いつもどこかにあって、笑って思い出してあげられなかったのです。 だけど、ユウユウ君の動き、そして音、そこに生まれる空気、 そのすべてを目の前にした時、私の中で悲しくて暗い気持ちの ずっと奧に行ってしまっていた楽しいほのぼのとしたコタロウとの やさしい思い出達が躍動感を持ってよみがえってきたのです。 実際に生きて目の前に動いている命というのはなんてすばらしいのでしょう。 その時、やっとニコニコと微笑んでコタロウの事を思い出してあげられました。 泣かないで思い出してあげられたのは久しぶりだった気がします。 知らぬ間にリスのいない生活に慣れつつあった私・・・。 リスを驚かさないように足音を立てずに部屋を歩く事も ・・・そうだ、しなくなってたよなぁ〜。 でも、リスが驚かないスピードを私の体は覚えているのです。 私は意識せずにそれが出来ました。 たぶん、それでユウユウ君は 少し安心してくれてたのかもしれません。 次の日からずいぶん長い間姿を見せてくれる様になりました。 目の前で餌も沢山食べてくれました。 それでも、少しでも早い動きをすると驚いて巣箱に 飛び込んでしまいます。 スリムでしなやかなその動き・・・。 リスによって本当にいろいろ違うのだなぁ〜と実感して しまいます。 コタロウは騒々しいリスでしたが、ユウユウ君は物静かで とても優雅な感じがします。 食生活もまるで違っていて、野菜が大嫌いなコタロウしか 見ていなかった私には、野菜中心の食生活のユウユウ君は驚きでした。 食生活が性格にも影響を及ぼしていたりするのかなぁ?(笑) リスの世話をするのは久しぶりだったけど、いろいろ思う事が 多かったです。 八年間やって来た事はたとえ何ヶ月もブランクがあっても 自然と出てくるものですね。 寝る前に餌を用意してあげる時も、どんな餌の減りが悪かったか チェックしながらとか・・・。 スーパーで買い物するとき、リスの好きそうな物を選んだり・・・。 吸水ビンは水の出が悪くならないように、空気を少し多めに 入れたり・・・とかね。(*^_^*) 預かって二日目に巣箱から出てカゴの中でウトウトしている ユウユウ君を見ました。 普段どういう生活をしているのか私は確認していなかった為、 ものすごく慌ててしまいました。 なぜかというと、具合の悪いリスがよくやると聞いていた 縦に丸くなっているポーズ(普通にリスがお尻をついて座っている状態から 頭をお腹にくっつけていって、ロールケーキみたくなって寝ている状態) をしていたからです。 私はメチャクチャ動揺してしまいました。 預かっている間に病気になったらえらいことです。 私はこれは病院にれていくべきかそれとも様子を見るべきか迷い、 いっそ飼い主に電話を!って思ったら、緊急の時の連絡先も聞いてなくって 「あぁ〜、もう自分のバカバカ!」って思ってしまいました。 「ユウユウ君ダメだよ。そんな所で寝たら・・・ 風邪ひいちゃうかもしれないよ。」 小さい声でユウユウ君に話しかけてはみるものの ホントに眠いらしくって、横になって寝始めてしまったり、 なんとも対処に困ってしまいました。 巣箱の外で丸くなって寝てしまうというのは、これは いつもの事なんだろうか? 通常の生活を知らない私はとても困ってしまいました。 飼い主のHさんからは「寝てばかりいるリスだから・・・」とは 言われていたモノの、実際の状態が分からないので こういう時は本当に不安になります。(^_^;) ずっとそばにいて見ていたら、そのうち自分から巣箱に戻ってくれたので、 ホッとしました。 次の日、もしかしたら体力的に弱っているのかなぁ? と思い、 栄養与えなきゃって思いでヨーグルトをあげてみる事にしました。 コタロウがものすごく好きだった「アロエヨーグルト」を すこしだけスプーンの先につけて差し出すと、最初怖々と逃げ腰だったのが、 美味しいと分かったとたんにものすごい勢いで食べ初めてくれました。 甘く加工してある商品だからあんまりあげてはいけないけど、 スプーンがピカピカになるまで綺麗に舐めてくれるので 「動物性の食物の摂取が足りないなぁ。」と、思った時は、秘密兵器として 与えるのは良いかもしれません。 プチダノンとか、果実が入っているヨーグルトをリスにあげる人もいますよね。 もちろんプレーンなヨーグルトを食べてくれるのならその方が良いのですがね。 (私は虫が苦手だったので、もっぱら動物性の物はこちらと ドックフードに頼っていました。) 私の心配をよそに、ユウユウ君はだんだん「地」を出して来たようで、 リラックスした表情をよく見せてくれる様になりました。 でも、驚くとすぐ巣箱に戻ってしまうのですが・・・。(笑) 餌も沢山たべて排泄の状態もとても良好でした。 それを確認したらかなり安心出来ました。 やはり、健康はそういう部分からのチェックも大切ですね。 預かっているのは「命」だから、とても慎重になってしまいます。 でも、そんな風にあたふたしている間に最終日は来てしまいました。 とうとうユウユウ君を返すという日、指にヨーグルトをつけて ユウユウ君に舐めてもらいました。 短い間だったけど、いろいろ気付かせてくれてありがとう・・・。 そんな気持ちでいっぱいでした。 玄関のチャイムが鳴って、ユウユウ君は飼い主の元へ引き取られて行きました。 「預かってもらったお礼です。」とお土産をもらい、私は手短に 預かっていた間のユウユウ君の様子を伝え、すべて玄関先でのやりとりでした。 お互いに礼を言い合い(笑)ユウユウ君とHさんを乗せた車は去って行きました。 それで、私の短いリスとの生活は終わってしまいました。 玄関のドアにカギをかけ、振り返るとカゴが置いてあった場所が目に入りました。 ガラン・・・としていました。 広く感じてしまいました。 見たら、とたんに寂しくなって、胸がきゅぅうっとなってしまいました。 ユウユウ君のカゴを置いていたのは、コタロウのカゴを置いていた場所と 同じなんですよ。 また、いなくなっちゃった・・・。そんな気持ちになってしまい、 誰もいない部屋でボーッとしながら、ちょっぴり涙が出てしまいました。 でも、預かって本当に良かったと思っています。 また、リスと暮らしてみたいと強く思う様になりました。 いろいろ問題がクリアーになったら、ホントに考えたいと思っています。 最後に、今回人様のリスちゃんを預かる時にこれは聞いておいた方がよかった! って事を書き出してみたので何かの時に参考にしてみてくださいね。 リスを預かった時の教訓 ! |